PCの写真を整理していて、昨年8月に静岡県建築士会の選抜8人で熊本へ視察に行った時のものがあり少し、アップします。詳しくは静岡県建築士会のHPに報告書があります。

熊本視察S造の溶接破断による倒壊、柱が当時はコラムでなく日の字Hと言われていた補強タイプで梁との溶接部で破断しています。
H型鋼の強軸方向が破断しているのは、ダイヤフラムが無いなどの納まりも原因しているのかと思います。

熊本視察熊本視察こちらは4階建ての店舗付住宅だと思いますが、2階部分が完全に圧壊して3層になっています。
キャンピンカーの方向へずれたようです。キャンピングカー方向から歩いて行ったので車庫がピロティの建築かと思ったほどでした。詳しく内部が見れませんでしたが、これも鉄骨が破断しているのではと思います。

熊本視察
熊本視察熊本視察こちらは雑誌等でも掲載されたマンション、ピロティ部の駐車場が完全に圧壊しています。実物を見て愕然としました。手前側に部屋があり壁があることで潰れ方の違いが分かります。
駐車場には車が残っていますが、前震でマンション全体が避難していたそうです。

熊本視察熊本視察


最終日に熊本城の状況を視察しました。熊本市庁舎の展望室より全景を見る。
この時点で櫓部には補強が入っていました。
建物も被害がありますが、石垣の崩れる被害が多い印象がありました。益城町などの住宅被害も地盤沈下などにより建物被害が出ているケースもありました。
テレビで熊本城の修復など放送されました、一日も早い復興を期待するばかりです。